子どもの脳と習い事

2019/08/27


娘の習い事事情


先日、娘が1年半続けたチアダンスを止めました。
娘は毎週楽しみにしていたのですが、ちょっと私との気持ちが違いすぎて。

お友達と会えるのが楽しいけど練習はしたくない娘と
ダンスを好きになってもっとやる気を見せて欲しい私

お友達と毎週会うのが楽しい・嬉しいのも、立派な理由です。

仕事に調整をつけながら送り迎えをしたり、ママさん達から浮かないように頑張ったり、は完全に私の都合なのですが、それでも家で強制的に練習させたり、それでもやる気を見せてくれない状況が、辛くなってしまったんですよね。

娘も私も無理なく楽しくやるために、と家族会議を開いて、ひとまずチアを止めることになったのでした。


脳の発達の順番


幸い娘は色々興味があるようなので、習い事について調べてみました。
その中で、面白い本を発見しました。

参照:amazon

題名:「16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ」

脳医学者による育児本で、子どもの発達や育児を脳の発達という視点で教えてくれています。

それによると、どうも子どもの脳は発達に順番がある。

まずは、頭の後ろから前。

頭の後ろというのは視覚や聴覚の部分なわけですが、これは赤ちゃんがまずは目が見えるようになって、ママの声などもだんだん聴き分けるようになることを思い出すと、納得。この部分は遺伝の影響も受けやすいそうです。

そして、脳の前の方は「前頭葉」と言われる部分で、学習したり論理的に考えたりすることに関わる領域だそうです。

この部分は遺伝の要素はあまりないので、親は成績が良くなかったのに子供が勉強大好き!ということが起こりえる(逆もしかり)ようですね。


脳の発達と習い事


脳の発達がピークを迎える時期に、それを伸ばす習い事をさせると、大人になってから鍛えるよりも、はるかに速いスピードでその発達を促すそうです。

年齢別でおすすめがあったので、まさに悩める私にうってつけでした。


0歳~ :簡単な図鑑、絵本の読み聞かせ、音楽を聞かせる


視覚や聴覚は生まれてすぐから発達する領域。
私も「まだ早いかな?」と思いながらも0歳から娘に読み聞かせはしていたところ、キョロキョロと目を動かしたり、何かしらの反応がありました。
5歳になる今では1人で音読をするほどの本好きに育っています。


3歳~5歳:ピアノなどの楽器、バレエ、体操など


細かい運動を司る脳の運動野の領域がピークを迎えます。この時期に細かい体の動きをともなう習い事を行うと、グングン伸びるそうです。

特にピアノは、左右で別の音を引くため左右の脳をつなぐ「脳梁(のうりょう)」や、考えながら脳と手を使うので「錐体路(すいたいろ)」という神経ネットワークの発達も見られます。ピアノを弾くことは、脳機能全体の向上につながる言えそうです。


8~10歳:語学


脳の言語野がピークを迎えるのはこの時期と言われています。
英会話を始めるならこの時期で十分、いえ、この時期が一番適していると言えそうです。

もちろん自然にネイティブに触れる機会があったり、時々英語に触れて遊ぶ程度なら問題はありません。



習い事が長続きしなくてよい


というわけで、まずは5歳娘はスイミングをすることになりましたが
3歳の息子達も一緒にピアノも習わせようと思います。

今までは習い事は続けてナンボと思っていたところがあるので
「すぐやめるなんて」「もったいない」などと、
チアをやめることにネガティブな感情が少なからずありましたが
脳の発達という観点で見るとガラッと考えが変わりました。

その時に応じて色々とやってみることは、むしろ脳には良いこと

ためらわず良さそうなものを取り入れてみて、親子共に続くなら続ければいいし
そうでないなら別のものにすればいいと思えるようになりました。

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